●塩 (食塩)

淡水魚の飼育でも時には食塩を利用する事もあります。一口に食塩といっても、成分の殆どが塩化ナトリウムである溶け易いもの、味を考えて多少の別の物質を添加したもの、海水から作った自然なもの、人工海水と呼ばれる色々な物質を添加してあるもの、と色々ありますので用途に応じて正しく選ぶ事が重要です。

「調子が悪くなったらとりあえず食塩を」このような具合に安易にすすめる人のおかげでおまじないのような扱いをされる場合も多いですが、特に白点病の治療には絶大な効果を発揮します。
有茎水草のレイアウト水槽での治療には利用できませんが、ミクロソリューム等の陰性植物のレイアウト水槽でならば水草に悪影響を与えずにほぼ100%の確率で治療する事ができます。ただし基本的な水質が発病した魚に適しているという条件付きですから、それが整っていない環境では何をしても無駄という点では薬剤の使用と同じです。また薬剤と違ってバクテリアに対する悪影響が極めて少ない事と残留量が簡単に把握できる事がメリットです。治療用に使用する食塩は溶け易くさらにpHに影響しないものを選択しなければいけません。

外国産のグッピーやプラティの飼育にも食塩は欠かせません。もともと養殖用の水に食塩が含まれている為、グッピーは淡水魚であるという先入観で純淡水で飼育を始めると必ず調子を崩します。ヒレでは無く体全体を使って苦しそうに泳ぐのがその症状です。それを回避する為には結構な高濃度の食塩水を用意する必要があり、それは淡水魚ではなく汽水魚というカテゴリーに入れてもおかしくない程度のものです。換水によって少しずつ淡水に慣らして行く事も可能ですが、外国産グッピーの多くは老成個体に近いものですから販売店でそこまでするのは実質不可能です
。グッピー購入時には食塩の必要性を確認する事が必要です。

稚魚のエサとして用いられる事の多いブラインシュリンプの孵化にも食塩は欠かせませんが、溶け易さを重視した治療用に使用するものではなく色々なミネラルを多く含んだものを選択する必要があります。


ご意見 お問い合わせ リクエストは
info@colors-ap.com

までお願いします



初めてメールされる場合のご注意
(自動的に新規ウインドウで開きます)



《戻る》