●藻類 (コケ)

水槽飼育での大きな問題の一つにこのコケがあります。ヒゲ状のもの、のり状のもの、緑色のもの、茶色のもの、姿形は色々です。観賞が目的ですから無いに越した事はありませんので、その対策として「1. 換水を行なう」「2. 光を弱くする」「3. CO2を添加する」「4. 生物兵器を投入する」「5. 除藻剤を投入する」が主なところだと思います。しかし闇雲に除去対策を行なう前に、その対策によって環境がどう変化するのかを理解していなければなりませんし、その前にコケが増殖する原因を把握しなければなりません。
水槽内での生体の飼育とは、コケや水草の栄養分を作り出す事といえます。その栄養分と光を使ってコケが成長するのが早いか、水草が成長するのが早いか、このコケと水草の競争に水草が勝てるように応援する事が基本的な考え方となります。

1.換水を行なうの場合
生物の飼育によって水槽内に蓄積した養分の減少が目的ですが、一般の水道水を利用した換水はpH上昇の原因になりますので頻繁に行なうとpHの上がり過ぎによる生体の不調や水草の不調の原因になります。頻繁な換水を推奨する人達は、この問題を回避する為にCO2の添加を行なう訳ですが、添加を中断している夜間にはpHが上昇してしまう為、水草水槽で楽しむ魚の主流である弱酸性の水を好む魚達の長期間の共存はできなくなってしまうようです。

2.光を弱くするの場合
育成する水草の量に見合ったCO2量と光量のバランスが大事です。この3つのバランスで光が多過ぎる場合にのみこの方法は有効です。光量不足による水草の不調が原因でコケが殖える場合もありますので、光量の増減には確実な状況判断が伴わなければなりません。

3.CO2を添加するの場合
育成する水草の量に見合ったCO2量と光量のバランスが大事です。この3つのバランスでCO2が不足している場合にのみこの方法は有効です。しかし光の場合と違いこれが多過ぎる事によって水草が不調になる事は少ないので確実な方法として信じられ易いようです。頻繁な換水が不可欠といわれる水草育成の現状によって色々な意味でCO2不足に陥り易い事が、この迷信に近い対策法を王道の地位に押し上げたようです。

4.生物兵器を投入するの場合
基本的に水草を食べずにコケだけを食べるような便利な生物はいません。コケが大発生している水槽にそれを食べ尽くすだけの生物兵器を投入すれば、水草にも被害が及ぶ事は必至です。
まずはコケvs水草の戦いに水草が優勢になるような環境整備を心掛け、及ばない部分だけを生物兵器に助けてもらう、このような考え方無くしては生物兵器の投入が有効な手段になるとは限りません。

5.除藻剤を投入するの場合
水草の成長を阻害せずにコケだけを退治できるものが本当に存在すれば誰も苦労はしません。基本的にこり方法は考えない方が良いでしょう。

水草の為に何が足りないかを理解して何をしてあげられるかが重要です、見当違いの努力だけでは魚と水草の共存はできません。共存を諦めて言葉だけのネイチャーで水草のみを楽しむのも一つの方法かもしれませんが・・・


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