●近親交配

水槽内繁殖を行なう場合どうしても避けられないのがこの近親交配です。
近親交配の結果として「卵の数が減った」「奇形の発生率が増えた」等いろいろな問題が囁かれます。しかし
近親交配が悪い結果をもたらすような場合、近親交配そのものよりも近親交配が起こってしまうような閉鎖的な環境での無理な繁殖方法に原因がある場合が多いようです。グッピーのような常に交尾や繁殖をしている魚を水槽内で自然繁殖させて極端に密度が高くなった場合に奇形が目立つのがその主な例でしょう。
ドワーフシクリッドの場合では、同じ時期に生まれ正常に育った個体群の中から特に健康な個体を選択して種親として使用すればまず問題は起こりませんが、育成失敗で選ぶ余裕も無くなんとか生き残った数匹から種親をとった場合先にあげた近親交配の弊害とされる問題が出る可能性が高いようなので、育成状況の判らないブリード個体の導入はそれなりのリスクが伴います。

近親交配による増殖の極端な例として現在流通しているハムスターやガラパゴスに生息する野生化した山羊がありますが特に大きな問題は抱えていないようです。この事からも近親交配が起因するとされる問題の多くは生活環境によるところが大きいのではと考えられます。

近親交配を肯定するつもりはありませんが、新しい血を導入する為に誤って雑種を作ってしまったり
する位ならばある程度は妥協する事も必要だと思います。数代の近親交配ならば直接的な悪影響はまずありませんので、その間に落ち着いて新しい血の導入を図れば良いでしょう。
そもそも数代の近親交配を水槽内繁殖の失敗のいい訳にしているようでは進歩がありません。


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